MENU

銀行預金でお金が減ってしまう!?

銀行にお金を預けるのが間違い、ということではありません。

銀行にお金を預けておけば何もかも安心、という意識を変えて頂きたいというお話です。

「お金が減っちゃうのが絶対嫌だから、投資なんてしない」

「銀行預金が一番安全でしょ?」

そうおっしゃる方、多いのではないでしょうか。

が。

残念ながら、それは間違いです。

銀行に預けているお金は価値が下がってしまう」可能性が高いです。

お金の価値が下がってしまうと言っても、元金が割れる、ということではないんです。

例えば、100万円を3年定期に預けたとしましょう。

3年後、100万円を下回っているなんてことは絶対にありません。

100万円は100万円のまま、必ず守られます。

ただし。

物価上昇が続いているので、

「3年後、100万円で買えるモノ、受けられるサービスの量は減っている」可能性が高い。

3年間で100万円の価値が下がってしまうリスクがある、ということです。

では具体的に説明していきますね。

下の表は、2023年8月現在の、みずほ銀行の定期預金金利です。

※大手銀行の店頭金利は、どこもほとんど横並びです。

キャンペーンで「年利0.5%」など掲げていることはありますが、預入金額に制限があることがほとんどですし、

半年や1年のキャンペーン期間が終われば、通常の店頭金利に戻ります。

0.002%って・・・

ほぼ0ですけど、一応計算してみましょう。

100万円、3年定期に入れたとして、3年後の金利は60円です。

更に、このわずかな利益でも、しっかり税金を引かれるので、手元に残るのは48円。

金利は今が特別低いわけではなく、1990年代後半から、多少上下しつつも、ずっとこの調子です。

銀行預金でお金は増えない時代は長く続きそうです。

(まず間違いなく、金利が急上昇することはないはずです。)

一方で、物価はどうでしょう。

なんかずっと上がってません!?

例えば、卵。

2022年頃までは1パック100円で買えてたのに、今は188円で売ってたら「安~!」と小躍り。

長年「卵は物価の優等生」と言われていて、他のものが値上がりしても卵は頑張ってくれてたのですが、

ついに卵が大きく値上がり、というのは最後の砦が崩れた感がすごいです。

他の食品もどんどん上がり続けちゃうんじゃない?と個人的に強く感じてます。

あとガソリンの値上がり、痛くないですか・・・?

2023年9月現在、180円/Lを超えて、おちおちドライブにも行けやしません。

もちろんガソリンだけではなく、燃料は全般、価格が急上昇。

燃油サーチャージなんてびっくりしますよね。

2023年9月現在、ハワイに行くのに、往復で一人37,000円も払わなきゃいけないんですね(白目)

コロナ前って、同僚や友達、誰かしらがいつもハワイにいってて、
しょっちゅうパイナップルのクッキーを食べてましたが・・・

通りで最近全然食べてないはずですね。

おいそれとハワイになんていけないし、行けたところで私なんかにクッキー買ってくる余裕などない・・・

こんな調子で、ありとあらゆるモノの値段が、一斉に上がっています。

この傾向は今後も続く・・・んですよね。

イヤですけど、続くんでしょうね。

さて、ここまでの話をまとめます。

  1. 低金利の今、銀行預金でお金は増えない。
  2. 一方、モノやサービスの値段が上がっている。
  3. 同じ100万円でも、買えるモノ、受けられるサービスの量は減っている。
  4. 100万円の価値が下がってしまっている。

冒頭にも書いたように、もちろん、銀行にお金を預けるのがすべて間違いだというわけでは決してないです。

ここまでのお話、逆に考えると、値段が上がらないモノ、支払いに対してのお金は、銀行預金で全然OKということにもなります。

例えば、子供の学費など、払う金額、払う事実が確定しているお金は銀行に預けておくべきです。

今すぐ使う予定はないお金については、「とりあえず定期預金」という従来の考えは危ないのかも。

「銀行=とにかく安心安全」と思い込んでしまうのは、ちょっと違うかも、というお話でした。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次