投資をする時に、絶対にリスクはあります。
これが、投資に躊躇する最大の理由だと思うんだけど、
リスクを減らす方法はあります!!!
ここでは、投資のリスクを減らす方法について、具体的にご紹介していきます。
どんな投資にも必ずリスクはあります
投資のリスクってどういうこと?
リスク、リスクとはよく聞くけれど。
リスクって何のこと?
怖い、危険、危ないっていう意味?
なんか響きが怖い~と思いがちだけれど。
投資の世界でいう「リスク」って、ちょっと違う意味で、
「値下がりをする可能性」のこと。
投資にはリスクがありますよ~っていうのは
「投資をする時には、値下がりの可能性があるよ」ってことなんです。
まずはこれを理解してもらえたらOK!
背負うリスクと期待リターンは同じ量になる
投資信託の販売員をしてたり、金融セミナー講師をしてた時に、よく聞かれてた質問。
「リスクがほんの少しで、でも、すごく値上がりしそうな商品、どれですか!?」
残念ながら、そんな投資は存在しません(断言)
あればいいですよね。あったら私、全財産つぎ込んじゃう。
でも、そんな投資は存在しない!!!
「リスク=値下がりの可能性」と「リターン=儲け」は、常にイコールの関係性なのです。
- 「リスク=値下がりの可能性」が大きい投資は、「リターン=儲け」が期待が大きい
- 「リスク=値下がりの可能」が小さい投資は、「リターン=儲け」の期待も小さい。
もし、「元本保証で、めっちゃ利益でます」なんて美味しい話を持ち掛けられたら、それは詐欺です!!
その人詐欺師なので、すぐに通報してください!!
対処法を知らないから、投資のリスクが怖いだけ
「リスク」って、何も投資に限ったことではなくて。
日常生活にだって、リスクはたくさん存在してます。
例えば、自動車。
めっちゃ便利。行動範囲が広がって、人生の楽しみが何倍にも広がる。
運転自体も楽しいから、私は車が大好き。
でももちろん、リスクがあることは重々承知してる。
事故でケガをしたり、させたり、最悪、命に係わることだってある。
「絶対に事故は無い」と思ってるドライバーなんていないでしょう。
だけど多くの人は、車を運転する。
なぜかというと、事故のリスクを減らす方法を知っているからですよね。
- 安全運転
- 寝不足の時は運転しない
- 安全性能が充実してる車を選ぶ
等々、リスクを減らす方法を実践して、便利で楽しく、豊かな自動車生活を送ってると思う。
投資も同じ。
まず、リスクを減らす方法を知ること。
それを実践しながら、豊かな投資ライフを送ることは可能なんです
次からは具体的に、リスクを減らすための方法を紹介していきます!
リスクを減らす方法 1.時間の分散
リスクを減らす方法、この2つさえ押さえておけば、まず問題はないです。
1.時間の分散
2.資産の分散
順番に説明していきます♪
一番やってはいけない投資手法
投資をする時に、一番やってほしくないことはコレ!↓
虎の子の100万円を一気に投資に突っ込む!
でも、ありがち・・・というか、これがスタンダードだという風潮さえあるような。
「このお金を投資に回す!」という大事な大事なお金を、一気に投資に突っ込むことはやめた方がいい。
絶対ダメとは言わないけど、やめといた方がベター。
何故か?
株を買うにしても、投資信託を買うにしても、どこが「底値=一番安い値段」?なんてわからないから。
「過去からすると割安!今が買いに違いない!」と思っても、
そこからどんどん値下がりするなんて、いくらでもあるんですよね・・・
安値で買ったつもりが、高値掴みでした、なんて悲しすぎる。
できればこのパターンは避けたいところ。
じゃあどうすればいいの??
運に任せるしかないの??
いえいえ、方法はあるのです。
結論『積み立てしながら長期保有』
結局、これが一番。
一気に儲けようとしちゃいけません。
コツコツ投資をすることで、リスクは相当抑えられます!
おすすめは、毎月決まった金額、積み立て続けていくこと。
ドルコスト平均法、という名前がついてるくらい、代表的な投資方法なんです。
つみたて投資の具体例
では、具体的に説明していきますね。
あなたが毎月10,000円、つみたて投資を始めたとします。
1月は1口100円でした。ということは100口買えます。
1月時点の保有口数は100口
100口×100円(1月の1口あたり評価額)=10,000円(1月時点のあなたの資産の評価額)
2月は1口50円になりました。200口買いました。
2月時点の保有口数は300口(1月の口数+2月の口数=100口+200口)
300口×50円(2月の1口あたり評価額)=15,000円(2月時点のあなたの資産の評価額)
※投資したお金はトータル20,000円なので、5,000円のマイナスが出ています。
3月は200円になりました。50口買いました。
3月時点の保有口数は350口(1月の口数+2月の口数+3月の口数=100口+200口+50口)
350口×200円(3月の1口あたり評価額)=70,000円(3月時点のあなたの資産の評価額)
※投資したお金はトータル30,000円なので、40,000円のプラスです。
架空の投資の例ですが、何となくイメージしてもらえたでしょうか?
そして毎月のつみたて、下記のような特徴があることにも気付いてもらえると思うんです。
- 毎月、買える口数が違う。
- 値段が下がった時は、資産の評価額は下がるけど、口数はたくさん買えて嬉しい。
- 値段が上がった時は、資産の評価が上がるのは嬉しいけど、買える口数が少ない。
値段が下がった時も悪いことばかりじゃない、口数をたくさん買える♪というのは、大きなメリットだと思う。
相場が下がった時も悲しくない、むしろチャンスと心躍る♪
これが「虎の子ぶち込み型」の投資だと、値段が下がった時は、ただただ悲しいだけ。
早く上がれ~早く上がれ~~(泣)と祈ることしかできない。
積み立て型の投資だと、まったく逆です。
精神的に余裕すら生まれちゃう。
「確かに現時点での評価は下がってる・・・だけど、口数が沢山、買えた!」
「今のうちに口数増やしとけば、上昇した時が楽しみ!!」
長期保有が前提であれば、すぐに上昇しなくていいとさえ思えてしまう。
私もそうですよ~
どうせ今すぐ使うお金じゃないんだから、現時点の評価なんて別に大して気にならない。
下がったらむしろラッキーって思う。やったー口数増えた!って。
いずれくる上昇局面に備えましょう♪
相場は必ず循環します。
上がり続けることがないように、下がり続けることもありません。
いい時も悪い時も、とにかく積み立て続ける
ここでのポイントは、「いい時も悪い時も、我慢して買い続ける!」ということ。
値段が上がった時は、
「今月は高い気がするから、投資はお休みした方がいいかな?」
なんて思うこともあると思う。
でもこれって、悪魔のささやきなんです!
高いと感じている時も、投資は休まない方がいい。
何故か?
今が高いか安いかなんて、誰にもわからないから。
「過去と比べると高いな」と思っても、そのままどんどん上昇するなんてケースはいくらでもある。
積み立てをする時は、とにかく愚直に、何も考えずに積み立て続けるのがポイントです!
相場のことを忘れるくらいがちょうどいい
もちろん、色んな経済指標を見て、過去の値動きと照らし合わせて、動きを予想することも、出来ないことじゃない。
でも知識も必要だし、100%当たる予想することは絶対に無理。
「値上がりしてるから今月は投資お休み♪」を時々挟む手法は、結局「虎の子ブッコミ型」と同じになっちゃうんです。
虎の子ブッコミ投資は、確かに勝てれば大きい!
でもこの投資方法って、投資ではなく「投機」。
ギャンブルに近いんですよね。
もちろんギャンブルは勝つこともあるし、勘とセンスで勝ち続けてる人がいるのも事実。
だけど多くの人にとって、投資についてイチイチ考えるのはめんどくさい。
決断を下すことも疲れる。
「買えばよかった」「買わなきゃよかった」後悔することにも疲れる。
そんな面倒なことはやめましょう!
何も考えずに、毎月毎月、コツコツつみたて続ける方が、リスクも低いし、圧倒的に楽♪
「短期間に大勝ちしなくても、じっくりコツコツ増えていくので十分」という人の方が多いのでは?
とにかくコツは、毎月、コツコツ積み立て続けること!
技術も判断も不要、誰にでもできる簡単なやり方なのに、リスクまで抑えられる。
最高の投資、それが積み立てなんです♪
長期保有ってどれくらい?
ここまで繰り返し「コツコツ」「積み立て続ける」「長期で」という言葉を繰り返してきました。
「長期って具体的にどれくらい?」というのも、よく頂く質問です。
結論を言いますと、10年以上です!
積み立て投資は、悪い時もいい時も経験することで、効果が十分に得られます。
10年あれば、景気がひと循環はするので、このくらい保有すれば積み立ての効果を実感することができると思います。
なので、数年以内に使う予定があるお金まで投資に回してしまうのはNGです。
例えば、住宅購入の頭金とか、結婚資金とか、子供の学費とか。
明確な目的のあるお金は銀行に預けておきましょう。
投資に回すのは、今すぐに使い道が思いつかない、余剰資金。
毎月3000円や5000円でもいいんです。
とにかく始めてみる、ということが大事です♪
リスクを減らす方法 2.資産の分散
最初は日本株のインデックス型投資信託がおすすめ
では何を積み立てて行けばいいのか?
まずは、株のインデックス型投資信託からスタートするのがおすすめ。
「インデックス」というのは「指数」という意味。
代表的なインデックスをご紹介すると、「日経平均株価」です。
一言でいうと日本を代表する225社の株価を指数化した数字です。
日経平均株価を見ておけば、日本の株式市場全体の動きが把握できる、という指数。
初めて投資をする人は、「日経平均株価と同じ動きをする投資信託」を、まずは買ってみることをおすすめ。
どこの銀行でも証券会社でも、必ず複数ファンドの取り扱いがある、最もメジャーな投資信託です。
オンライン証券最大手のSBI証券の取り扱いで見てみると、
日経平均に連動している投資信託は20ファンド以上あります。
下記がその一部。
・三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
・SBI-SBI・iシェアーズ・日経225インデックス・ファンド
・大和-iFree 日経225インデックス
・ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド
・One-たわらノーロード 日経225
こんな感じのファンドから、どれか一つ選んで購入するとします。
そうすると、ひとつの投資信託を持っているだけで、225社の株を保有しているのと同じ分散効果があるんです。
虎の子ブッコミとは対極の投資方法、しっかり分散を効かせられます。
これだけしっかり分散していると、もしそのうちの1社にトラブルがあって、株価が大きく下がることがあっても、1/225なので、影響は限定的です。
とはいえ、「何かあったら」「倒産でもしちゃったら」という心配、しすぎる必要はないと思う。
日経平均株価の225社は、選ばれる基準もすごく高いです。
日本を代表する超一流企業225社、と言えます。
いいものに分散するから、分散効果が高いんです。
ジャンクはいくら分散してもジャンク。ただのゴミの山ができるだけ。
いいものにしっかり分散投資、そのためにはインデックス型投資信託がおすすめです。
株価が上がり続ける理由
もちろん株価は景気によって上下はします。
この先、思いがけない要因で、大きく下落することだって絶対あると思う。
え?あの大企業が?という会社が倒産することだってあるかもしれない。
でも、「全体の株価」というのは、基本的には上昇し続けるものだと思っています。
なぜなら、人は誰でもみんな、「今よりもっと便利で、いい生活を送りたい!」
と思っているから。
私たちが生きる世界は、新しい技術が搭載された商品が生まれ、新しいサービスが誕生し続けています。
株式市場全体も、価値を積み重ね続けている、発展している、と言えるでしょう。
私は日本の未来を、株式市場を信じて、投資を続けます♪
日経平均が0になるような世界線、銀行預金も公的年金も破綻してるよね~とも思う。
ウォーキングデッドの世界ですよね、そんなの笑
米国の株式インデックス型投資信託、もちろんアリです!
日本だけではなく、アメリカの株でももちろんOK。
アメリカの株価指数では、S&P500が代表的。(「エスアンドピーごひゃく」と読みます)
アメリカを代表する500銘柄から算出した株価指数。
S&P500を見ておけば、アメリカだけじゃなく、世界の株式市場全体の動きを把握することができます。
アメリカの経済規模は、世界全体の25%という大部分を占めています。
なのでアメリカの株式市場の動きは、世界中の株式市場に影響を及ぼします。
アメリカが上がれば他の国も下がるし、逆もしかり。
なので、アメリカを買う=世界全体に分散投資できている、という風にも考えられます。
S&P500に連動するファンドは、日経平均のファンドより手数料も安いことも多いです。
SBI証券の例の一部を挙げるとこんな感じ。
・SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
・ブラックロック-iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド
・三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・大和-iFree S&P500インデックス
これらの投資信託をひとつ持っているだけで、アメリカの500社の株に投資をしている、
のみならず、
世界全体に分散投資をしているのと同じような効果を得られる、ということです。
為替の変動に注意
ここまでを読んでいただくと、日本株より米国株への投資の方がよさそう?と感じるかもしれません。
ただ絶対に忘れてはいけないのが為替変動なんです。
私たちが普通に購入する投資信託は、すべて日本円に換算された値段。
アメリカの株価がどんなに上がっても、円高が進むと、S&P500の投資信託の値段は大きく下がってしまいます。
そして為替は、予想が本当に難しい。
どう動くか、どれくらいまで円高が進むか?円安が進むか?
株価以上に予想が難しいんです。
なので、為替が大きく動くと、投資信託の評価金額も大きく動き、
投資が初めての人は、びっくりしてしまう局面があるかもしれません。
為替って、結構大きく動くんですよ!
慣れてない人はびっくりすることもあると思う!
それで投資がイヤになってしまってはもったいない話なので、
最初は日経平均の投資信託から始める方が無難かな~、と思います。
少し慣れて、S&P500に切り替えたり、日経平均と半分ずつの投資にする、という方法もおすすめ。
とはいえ「為替変動があるんだ!」としっかり覚悟だけしてもらえれば、
米国株から始めるの全然いいと思いますし、
為替変動を避けるために、日本株に絞るのももちろんOK。
正直に言ってしまえば、長期積み立て前提であれば、米国株も日本株も、そんなに大きく違いはないかな~という気も。
こればっかりは正解もないので、とりあえず初めて、自分の好みを探していきましょう!
ちなみに私は両方もってますが、これからはS&P500の比率を高くしていく予定です♪
まとめ
ここまで長くなりました。
最後までお読み頂きありがとうございます。
最後にポイントをまとめます。
・投資のリスクは「値段が下がる可能性」のこと。
・過度にリスクを恐れなくてOK、リスクと上手に付き合う方法は2つあります。
・「時間の分散」一度に投資をするのではなく、長期間、毎月積み立てで投資をしましょう
・長期積み立ての期間は、10年以上を目安に考えてください。
・「資産の分散」インデックス投資がおすすめ
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